今堀恒雄 (いまほり つねお)
12才でギターを手にし、ブリティッシュトラッドに傾倒、
その後、佐藤允彦氏,加古隆氏らに音楽理論を師事。1986年自己のバンド「ティポグラフィカ」を結成。1989年、アフリカツアーで民族性から生まれるリズムの「訛り」に触れ、自身にも特有の言い回しがあることを確信し「訛り・揺らぎ」を特徴とする独自の作曲法を確立する。1997年、同バンドを解散、ソロ活動に移行する。
「訛ったリズム」…これが二十年来、形態を変えながらも一貫したテーマで、現在のバンド「unbeltipo(ウンベルティポ)」では、テンポや小節線という固定枠を、常に変化可能なものとして扱おうとし、変拍子・ポリリズムなどとは違う「グルーブ」の新しい概念を生み出そうとしている。
2ndアルバム「Joujoushka」('04)で誕生した伸縮するリズムはTrio(Dr佐野康夫,Bassナスノミツル)によるライブで研鑽を積まれ「Pheasantism」('07)でその経過が聞ける。またライブアルバム「LIVE 2006」('08)「LIVE 2007」('08)ではリアルタイムに伸縮する3人を感じる事が出来る。現在、次のアルバムの制作にとりかかっている。