朝からどんよりとしたお天気。お昼過ぎからは雨が降り出しました。
フィリア美術館は八ヶ岳南麓の中腹、標高1,000メートル弱のところにあります。
5月も半ばになったというのに今日の気温は10℃前後。重ね着でも肌寒いくらいなので、暖炉に火を灯すことにしました。
まず薪と焚きつけの小枝を組むことから始めるのですが、この薪のあしらい方次第で炎のまわり具合がぜんぜん違ってくるのです。
ある程度の隙間をとって薪を積むことが大切なのだと気づくまで、最初はなかなか上手に火を熾すことができませんでした。とにかく盛大に燃やしたくて薪をぎゅうぎゅうに詰めすぎてしまい、マッチを何本擦っても火が熾せず、ついムキになってマッチ一箱を使い切ってしまったこともあります。
館内のすみずみまでを暖めることはできませんが、炎の揺らぎにホッとぬくもりを感じていただけたら…と思っています。