11月の、園芸家Kさんによる活け込みを、まとめてご紹介いたします。
先ずは、
パイナップルセージ、キリンソウ、レンギョウです。
パイナップルセージ、キリンソウ、レンギョウ
春のはじめに咲く鮮やかな黄色の花の印象が強いレンギョウですが、今時分の緑から鉄色~黄色に色づいた葉の様子も素敵です。
日の当り加減で、様々な色あいが楽しいレンギョウの紅葉
パイナップルセージの真っ赤な花。その名の通り、ほのかにパイナップルの香りがします
そして、今季最後の活け込み。
野バラ、ヒイラギ、ブルーベリーです。
野バラ、ブルーベリー、ヒイラギ。背面の作品は、渡辺禎雄『ノアの方舟』 (1975年 型染版画)です
バラの実は、熟しきるとすぐに沢山の鳥たちがやってきて、一瞬で食べつくしてしまうので、早めに収穫したとのこと。
壺の中で完熟して、赤みが増していきます。
野バラの実
ブルーベリーはつややかな赤に紅葉します
野バラの曲がりくねった枝振りを、見事にまとめていただきました
八ヶ岳南麓の秋、今年は例年よりあたたかいようです。
草花や風土とともに、渡辺禎雄のあらわした美しい色あいをご覧になりにお越しください。
『祈りの人 渡辺禎雄型 染版画の世界』
会期:10月10日(土)~12月22日(火)
休館日:水曜日、木曜日
開館時間:午前10時~午後4時
入館料:一般500円・小中学生300円
常設展:ケーテ・コルヴィッツ、ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品セレクト展:スタシス・エイドリゲピチェス、ヨゼフ・ウィルコン、エルジビエタ・ガウダシンスカ等のポーランドの絵本原画
花嶋美代子、小林路子、宇梶静江、男鹿和雄、吉永小百合