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2016年8月前半の活け込み アイリッシュアイそしてカシワバアジサイ

2016 年 8 月 13 日 土曜日

園芸家Kさんによる活け込みを、二週間分まとめてご紹介いたします。

 

まず
一週目の活け込みは、アイリッシュアイを中心に、エキナセアとクロコスミアの花殻をアクセントにしたアレンジです。

 

アイリッシュアイの花に、エキナセアとクロコスミアの花殻をアクセントにしたアレンジ

アイリッシュアイの花に、エキナセアとクロコスミアの花殻をアクセントにしたアレンジ

 

鮮やかな黄色のアイリシュアイの花に添えた赤茶けた鮮やかな黄色のアイリシュアイの花の背後の赤茶けた球体がエキナセアの花殻です。花びらはピンク色でしたエキナセアの花殻。花びらはピンク色でした

鮮やかな黄色のアイリシュアイの花の背後の赤茶けた球体がエキナセアの花殻です。花びらはピンク色でした

 

コロコロとした緑色の連なりがクロコスミアの花殻です。クロコスミアはアヤメ科の鮮やかなオレンジ色の花です

コロコロとした緑色の連なりがクロコスミアの花殻です。クロコスミアはアヤメ科の鮮やかなオレンジ色の花です

 

 

そして
二週目の活け込みは、カシワバアジサイの花に、スモモとシロヤマブキの葉を添えていただきました。

 

カシワバアジサイの花に、スモモとシロヤマブキの葉を添えていただきました

カシワバアジサイの花に、スモモとシロヤマブキの葉を添えていただきました

 

7月半ばに真っ白に咲いたカシワバアジサイの花は、徐々に薄紅色から茶褐色に。

7月半ばに真っ白に咲いたカシワバアジサイの花は、徐々に薄紅色から茶褐色に。

 

渋く重厚な趣きのカシワバアジサイの花

渋く重厚な趣きのカシワバアジサイの花

*7月末、薄紅に色づいたカシワバアジサイはこちらの記事をご覧ください。

 

そしてそして
花びらの落ちたアイリッシュアイもまとめ直して別の花器に活け込みました。

 

花びらの落ちたアイリッシュアイもまとめ直して別の花器に活け込みました

花びらの落ちたアイリッシュアイもまとめ直して別の花器に活け込みました

 

毎日晴天、暑い日が続いていますが、立秋が過ぎて、風が軽くなったような気がします。
日々うつりゆく八ヶ岳高原の景色や草花とともに
瀬辺佳子さんの彫刻展を、ぜひお楽しみください!

 


 

『瀬辺佳子 彫刻展 あたらしい なつかしい へうげたる者達』

会期 : 2016年 7月22日(金)~9月25日(日)
休館日 : 水曜日・木曜日 (8/11は開館します)
開館時間 : 午前9時30分~午後5時
入館料 : 一般500円・小中学生300円
常設展:ケーテ・コルヴィッツ、ミエチスラフ・コシチエルニアク

◎9月9日(金)~25(日)
『PEACE CARD 2016 フィリア展』を開催いたします。
皆様のご参加を、お待ちしております。

 


 

瀬辺佳子(せべよしこ) 略歴
1970年     東京藝術大学大学院修了以後、個展を中心に活動
2010年     ギャラリー・オカベ/東京  ギャラリー・アカンサス/大阪
2011年     ギャラリー間/千葉  ギャラリー・テトラヘドロン/岡山
2012年     ギャラリー・オカベ/東京
2013年     ギャラリー間/千葉  ベストセレクション美術出品/東京◇東京都美術館主催  アートガーデン/岡山
2014年     ギャラリー・オカベ/東京
2016年     ギャラリー倉敷/岡山
現在、新制作協会会員

 


 

ソリダコ、アキレア、アナベル、ノラニンジン

2015 年 7 月 18 日 土曜日

 

今週の園芸家Kさんによる活け込みは、ソリダコ、アキレア、アナベル、ノラニンジンです。

 

白!黄色!緑!美しいです

白!黄色!緑!美しいです

 

ソリダコ 咲ききる前の佇まいが添え花として映えます

ソリダコ 咲ききる前の佇まいが添え花として映えます

 

アキレア 乾燥を好みます

アキレア 乾燥を好みます

 

アナベル 西洋アジサイとも呼ばれています

アナベル 西洋アジサイとも呼ばれています

 

ノラニンジン Kさんとわれわれの間での通称です (本名はわかりません)

ノラニンジン Kさんとわれわれの間での通称です
(本名はわかりません)

 

受付からパチリ。手前にケーテ・コルヴィッツの写真パネル、奥に『秋夕(しゅうせき)』(花嶋美代子 1986年 油彩)

受付からパチリ。
手前にケーテ・コルヴィッツの写真パネル、奥に『秋夕(しゅうせき)』(花嶋美代子 1986年 油彩)

 

Kさんと活け込み作業をしながら、畑でのシカやイノシシとの攻防について、おしゃべり。
「丹精していた花がもう咲くかというときにやられちゃうと悔しいよね・・・」
「わたしの方が後から山ン中にお邪魔してんだから仕方がないけど・・・」
一夜にして踏み荒らされることが続いたそう。
「蹄の痕に愕然としながら叫び声をあげてんだけど、誰も聞いちゃいないよね・・・」
「近頃はキアゲハの幼虫に他所へ行ってくれって話しかけてんだけど、なかなか通じなくて困っちゃうよ・・・」
とのことでした。

 

タンジーとワレモコウ

2013 年 8 月 10 日 土曜日

 

今週の園芸家Kさんによる玄関の活け込みはタンジーとワレモコウです。

 

タンジーとワレモコウにユキヤナギの葉っぱをあしらいました

タンジーとワレモコウにユキヤナギの葉っぱをあしらいました

 

八ヶ岳南麓は暑い日が続いて乾燥気味。
植物がしおれがちです。

 

タンジーのあざやかな黄色とワレモコウの濃い赤紫色

タンジーのあざやかな黄色とワレモコウの濃い赤紫色

 

ワレモコウは、うどんこ病になりやすいそう。
また、若い芽は鹿たちの大好物。
畑に柵をこしらえるなど工夫をしているけれど、森の中にあるKさんの畑は、旺盛な食欲の鹿たちの跳躍力にかなうほど囲いきれないそうです。

それで
とにかくKさんは、病気や獣害に負けないように、たくさんの株を育てているのですって。

 

タンジーもワレモコウも、まあるくて、ぎゅっとした小さな花です

タンジーもワレモコウも、まあるくて、ぎゅっとした小さな花です

 

 

いつも、 野の花を森で摘んできたように何気なく、そして見事に美しい景色をつくってくださるKさんの活け込み。

展示鑑賞とあわせて、ぜひお楽しみください。

 

 

 

  
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