7月7日(土)の七夕の日に、『東日本大震災復興支援プロジェクト チャリティ コンサート シリーズ@フィリア美術館 第三回 ホルヘ・ガルシア・マルティン ‘スペインの音楽と即興演奏’Charity Concert Series at Philia Museum Vol.03 Jorge Garcia Martin』を開催しました。
小林豊さんの風をテーマにした絵本『とうさんとぼくと風のたび』の原画にかこまれて風の楽器・パイプオルガンが、はるばるスペインからお越しのホルヘ・ガルシア・マルティンさんによって奏でられました。
前半は演奏を中心に、後半はレクチャーを中心にしたプログラムです。前回にひきつづ今シリーズのオーガナイザーである後藤香織さんが通訳とアシスタントをつとめられました。
後半のレクチャーは、ホルヘさんの得意とする‘即興’をテーマに展開し、実際に演奏も披露されました。
オルガン音楽の歴史だけでなく日本の雅楽についても言及するなど、多岐にわたる興味深い話をうかがうことができました。
「わたしたちは誰も皆、常に即興している」など印象的な言葉も。
そして終盤、会場のお客様につのったキーワード「郷愁」「復興」「祈り」をテーマに演奏。生れてたての音楽の、いきいきとした美しい響きが会場を満たしました。
最後の曲は『七夕』 。後藤香織さんがさらっと書きつけた楽譜を、ホルヘさんは初見でアレンジし、演奏しました。
ホルヘさんは「またここで演奏したい」とおっしゃってくださいました。
そしてお客様のお喜びの声に、「Bless you」とにこやかに接しておられました。
素晴らしい演奏を披露してくださったホルヘさんをはじめ、開催に尽力された後藤香織さん、草苅オルガン工房の皆さん、そして様々なかたちでお支えくださいました皆さん、本当に有り難うございました。
*この催しの収益は、遊楽館を中心とする復興支援・数年先までの文化事業の為(予算)に使われます。
*『東日本大震災復興支援プロジェクト チャリティ コンサート シリーズ』の 第一回 の様子はこちら 第二回の様子はこちら をご覧ください。
*ホルヘさんと後藤さんは7月21日(土)に、音楽室ゆらぎで『43th 音楽室ゆらぎ月例コンサート オルガン☆ワールドカップ』にご出演されます。詳しくは音楽室ゆらぎのウェブサイトをご覧ください。