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宇梶静江さんのお話し〜たくさんの多様な命とともに〜

2011 年 4 月 30 日 土曜日

『宇梶静江 古布絵展』の開幕を記念して、4月29日(金)‘昭和の日’、宇梶静江さんをお招きして小さな茶話会をいたしました。

宇梶静江さん

宇梶静江さん

先ずは「イランカラプテ」とアイヌ語の挨拶を教えていただきました。「イランカラプチテ」とは、「こんにちは」のことで、‘あなたの心にそっと触れさせてください’という意味だそうです。

参加者からの質問を受け付けながら、宇梶さんはアイヌのこと刺繍のことなどなど、たっぷりお話ししてくださいました。
なかでも「生きるということは、たくさんの命とともにあるということです。たとえば日々の食事において、米を食べればその命をいただいて、米とともに私は生きているということです。また、人と出会えばその思い出とともに生きているのです。一人の存在の中に様々な命が宿っているのです。」というお話しが印象に残りました。
終盤にはコタンコロカムイ(村の神 ふくろう)が登場するユーカラをうたってくださいましたが、きっと参加された方々それぞれの中で宇梶さんの美しい声は生きつづけていくことでしょう。

芽吹きのエネルギーに満ちた八ヶ岳南麓の春をたのしみつつ、宇梶静江さんの命の輝きあふれる作品をご覧になりにお出かけください。

「イヤイラケレ ( ありがとうございます)!」

7月31日「大坪美穂 + 光田由里 アーティスト・トーク」開催しました

2010 年 7 月 31 日 土曜日

まずは、大坪美穂さんに解説していただきながら、お集まりの皆さん全員で作品を鑑賞しました。

大坪美穂さん 「海界」の前で

大坪美穂さん 「海界」の前で

そして、光田由里さんの質問に応えるかたちで、大坪美穂さんにお話ししていただきました。

左:光田由里さん(美術評論家 渋谷区立松濤美術館学芸員)

左:光田由里さん(美術評論家 渋谷区立松濤美術館学芸員)

大坪さんの素材(紙、布、鉛)へのこだわり、表現方法(油彩から立体造形へ)の変遷もふくめ、お話しは生い立ちやご家族とのかかわりにもおよびました。

大坪さんの作品のテーマである「いのち」のもとのもとにあったものは、軍事一色に塗り込まれた青春を過ごし敗戦を20歳でむかえたお母様の反戦への強い思いでした。戦渦をもたらす一員とならないためには全体主義に抵抗しなければならない・・・、自分なりの発想をかたちにしていくことは平和をつむぐ手立てとなること・・・。


今日も暑い一日でした。

アーティスト・トークの後のおやつは「あらま」のシフォンケーキですよ

2010 年 7 月 27 日 火曜日

今週土曜日開催のイベント「大坪美穂 + 光田由里 アーティスト・トーク」では、メインのお話しの後に、ちょっとした和みのひとときになるようにティータイムを設けました。

用意するお菓子は「おやつの店 あらま」*のシフォンケーキです!
紅茶やチョコレート・・・いろんなフレバリーがありますが、おまかせで特別にお届けしていただきます。どうぞお楽しみに!


7月31日(土) 午後2時
アーティスト・トーク 美術評論家 光田由里氏をむかえて
参加費1,000円(入館料込・茶菓付)

お申し込み・お問い合せ:0551-36-4221(フィリア美術館)

専用フォームからもご予約できます
パソコン用ご予約フォーム
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*「おやつの店あらま」は、シフォンケーキを中心に草餅などもつくっています。
中央自動車道の八ヶ岳のパーキングエリアの売店や、小淵沢駅前のまちこぶ(地元の食材を中心に扱うセレクト食料品店)などに卸販売しています。

ちなみに、あらまスタッフの井上あゆみさんは大工仕事もこなす多才ぶりで、大坪さんの作品の設営作業ではお手伝いいただき、とくに高所作業に大活躍してくださいました。

  
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