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2011 年 5 月 22 日

5月22日「宇梶静江 アーティスト・トーク」開催しました

うつくしい刺繍のほどこされたマダンプシ(ハチマキ)をしめ、ルウンペ(木綿衣)をまとってアイヌの正装で登場した宇梶さん。

宇梶静江さん。和やかにお客様の質問にお応えくださいました。

宇梶静江さん。和やかにお客様の質問にお応えくださいました。

前回の交流会にひきつづき、先ずは「イランカラプテ」とアイヌ語の挨拶からスタートしました。
「イランカラプチテ」とは、「こんにちは」のことで、‘あなたの心にそっと触れさせてください’という意味ですよ。

宇梶静江さんとお集まりのお客様。手話の同時通訳も。

宇梶静江さんとお集まりのお客様。手話の同時通訳も。

北海道の浦河(日高山脈のふもと)で生まれ、厳しい差別の中で育ち、上京して自立してからもアイヌであるという自身の境遇と向きあうことができなかったという宇梶さん。

アイヌとしての誇りは、社会運動を通して得られたこともあるけれど、本当に心から自由な気持ちになったのは、創作活動をはじめてから。

すべての「いのち」にはそれぞれに価値があるというアイヌの心を、これからも作品を通して伝えていきたいとのことでした。

激しい雨の降る中、沢山の皆さんにお集まりいただきました。お席がギュウギュウ窮屈になってしまいましたが、椅子の移動など、皆さんにご協力いただきつつ、無事に開催することが出来ました。「イヤイヤイケレ(ありがとうございます)!」

2011 年 5 月 20 日

ポンチカップ(小さいフクロウ) 〜宇梶静江さんの古布絵〜

先日、宇梶静江さんから小さな作品がいくつか、新たに届きました。

ポンチカップ(小さいフクロウ) その1

ポンチカップ(小さいフクロウ) その1

ポンチカップ(小さいフクロウ) その2

ポンチカップ(小さいフクロウ) その2

シマフクロウは四方八方に目が利くので、危険をいち早く察知する生き物として、アイヌの方々から敬われています。でも宇梶さんの絵本『シマフクロウとサケ』(福音館書店刊 2006)に登場するシマフクロウは、いたずらっぽくユーモラス!親しみ深い存在として描かれていますよ。

フクロウやサケ、セミなどなど、さまざまな動物をいきいきと描いた宇梶静江さんの古布絵展に、ぜひ出かけください。


宇梶静江 古布絵展

2011年 4月28日(木)〜6月26日(日)

9:30〜17:00
(最終日は15:00まで)

ひとはりひとはり いのちを描く‥‥。
アイヌの祈りと伝統に根ざした宇梶静江の刺繍の世界。


● 会期中のイベント ●

5月22日(日)
「アーティスト・トーク」
宇梶静江
午後2時〜
作品のことやアイヌのことなどなど、宇梶静江さんにお話しを伺います。
入館料のみでご参加いただけますので、お気軽にご参加ください。

6月26日(日)
「あやなすひびき」
朗読:中尾幸世 笙:田島和枝

午後4時開場 午後4時半開演 全席自由席(茶菓あり)
前売券:3,500円 前売ペア券(お二人で):6,500円
当日券:3,800円


2011 年 5 月 3 日

春です!

今週の園芸家Kさんによる玄関の活け込みは、ナシとジューンベリーです。

ナシとジューンベリー

ナシとジューンベリー

去年の今ごろはジューンベリーとユキヤナギの組み合わせで活けていただいていますよ。→去年の記事

ナシの花. すこし青くさい匂いがします

ナシの花. すこし青くさい匂いがします

背景の黄色い布は、宇梶静江さんの作品です。
黒い文字のようなものは、‘イトッパ’というアイヌの家標です。

八ヶ岳南麓は、すっかり春です。
コブシもヤマザクラもきれいですよ。どうぞお出かけくださいね!

 

  
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