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2010 年 8 月 9 日

「祈りのかたち」と響きあう音

8月7日のワークショップ「祈りのかたち」の後、特別なライブが開かれました。

大坪美穂さんの友人、高橋壌司さんと幸子さんによる即興演奏(石笛・土笛・石・太鼓など)です。
高橋さんは、作品が呼ぶ音をさがしてまっさらな気持ちで展示室に立ち、音楽を「つくらないように」心がけたそうです。

高橋壌司さん

高橋壌司さん

 高橋幸子さん

高橋幸子さん

高橋壌司さんは本展初日以来の来館でしたが、再度見た『海界』は前回とまるで違った印象でとても驚いたそうです。
こよりの数が増えたように感じたとか。

大坪さんは「こよりは生きているのかしらね」とおっしゃいました。
会期も半ばにさしかかって、空間に作品が馴染んできたのでしょうか・・・。

2010 年 8 月 7 日

8月7日(土) ワーク・ショップ「祈りのかたち」開催しました

大坪美穂展 海界(うなさか)2010 -インスタレーションを中心に-』を記念して、ワーク・ショップ「祈りのかたち」を開催しました。ご参加くださった皆さん、またお手伝いくださった方々、有り難うございました。

大坪美穂さんの作品『silent voice』『黒いミルク』シリーズには、着古した衣類がもちいられています。
今回のワークショップでは、参加者に自分の古着や、想い出深い故人の縁の衣類などをお持ちいただきました。そして大坪さんの指導のもと、作品『silentvoice』の一部を構成する布玉をつくりました。

新聞紙をまるめた芯に布を巻きつけていきます

新聞紙をまるめた芯に布を巻きつけていきます

作業に没頭する皆さん

作業に没頭する皆さん

過ぎ去った時間や、亡くなられた方への想いを封じ込めるかのようにぐるぐると巻きつけられた衣類の断片。
様々な手から「祈りのかたち」がうまれていきます。

布玉作成中 1

布玉作成中 1

布玉作成中 2

布玉作成中 2

布玉作成中 3

布玉作成中 3

この日できあがった布玉は、それぞれの手で第三展示室に運ばれ『silent voice』の一部となりました。

とりいそぎご報告まで。

2010 年 8 月 2 日

8月7日(土) ワーク・ショップ「祈りのかたち」布玉づくりについて

大坪美穂さんは30年以上にわたり自宅で子どものための造形教室をなさっています。
なかには美大受験を目ざしている人もいますが、誰でも自由にかたちづくる楽しさをわかちあう場になっているそう。大人になっても通いつづけるメンバーもいるとか・・・。

大坪美穂さんといっしょにいると元気になります。大坪さんは、どんな小さなことでもそれぞれの「いいところ」を発見してくださるのです。
「自分は自分のまま、ありのままを表現していければ、おもちゃや道具が何もなくても楽しく生きる工夫が出来ます。そしてありのままの個性って本当に魅力的で美しいのです!」とおっしゃっています。

今回のワークショップでは、大坪さんの指導のもと、作品『silentvoice』の一部を構成する布玉をつくります。大坪さんがこの作品に取り組んだ出発点は身近な人の死を悼む気持ちからでしたが、テロや戦争で亡くなった方々の無数の死に思いをはせる「いのちの大切さ・平和の祈り」がテーマになっています。

できあがった布玉は会期終了まで、2階の展示室に展示されますよ。また、夏休みの自由研究や宿題として必要であればお持ち帰りいただくことも出来ます。
おとなも子どもも、素材を知り、手を動かし、かたちを生みだしていく喜びを体感してみてください。


8月7日(土)午後2時〜
ワーク・ショップ 「祈りのかたち」布玉づくり
参加費 一般800円 小中学生500円(入館料込 茶菓付)
持参していただくもの:ハサミ、古着(想い出のある衣類で、加工しても良いもの。こちらでも準備いたしますので、なければ結構です)

お申し込み・お問い合せ:0551-36-4221(フィリア美術館)

専用フォームからもご予約できます
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