八ヶ岳南麓はすっかり秋です。
玄関脇の小さな庭の木陰にホトトギスが次々に咲いています。
ホトトギス 紫
この花を見ていると松尾芭蕉の句を思い出します。
‘野を横に馬牽きむけよほととぎす(のをよこに うまひきむけよ ほととぎす)’ 芭蕉
ここで詠まれているのは野鳥のホトトギスですね。芭蕉は初夏の新緑の野（栃木県那須）に、ホトトギスの初啼きをきいて旅立ちの気持ちを新たにしているのであって、9月半ばの現在とは違った景色がこの句には展開しています。
しかし、ホトトギスの花が夏への「はなむけ」として咲いているのように思えてしまうからでしょうか。夏が旅立っていくのを見送る馬子の気分で、毎年暗唱します。
ホトトギス 白
そっと咲く小さな秋の花。「紅葉の見頃はいつごろかしら？」なんて雑木の枝ぶりを見ながら歩くとうっかり踏んでしまいそうですが、足下の草花も見守ってくださいね。
現在までに届いているピースカードを写真で紹介します。
光の反射で見にくいものもありますが、ご容赦くださいね。
peacecard 2010. お気軽にご覧ください
peacecard 2010.その1
peacecard 2010.その2
peacecard 2010.その3
peacecard 2010.その4
peacecard 2010.その5
peacecard 2010.その6
peacecard 2010.その7
peacecard 2010.その8
peacecard 2010.その9
9/18現在 44枚のピースカードが届いています
『peacecard 2010 展』は9月20日まで開催しています。あなたからのピースカード、まだまだお待ちしていますよ！
参加方法などの詳細はこちらをご覧ください。
→ PEACE CARD 2010 展 ｜ フィリア美術館
さらに詳しい情報はピースカード公式サイトで。
→PEACE CARD’s official site—-peacecard.com
喫茶室の本棚にまた新しい書籍、池田忠利さんの『SCRAP WONDERLAND（スクラップワンダーランド）』が加わりました。
グラフィックデザイナーでもありコラージュ画やオブジェ作品の作家でもあり･･･、多方面に活躍されている池田忠利さんの作品集なのです。
一つの作品に、必ず一人二人（一匹二匹）･･･ 飄々とした顔つきの誰かがいる！楽しい本ですよ。
作品の主な素材は海岸の漂着物
池田さんは大坪美穂さんのご友人で、先日フィリア美術館にお越しくださいました。
‘青春18きっぷ’で各駅停車の旅。海辺の町を早朝発ってフィリア美術館にはお昼過ぎに到着。
夕方まで大坪さんの作品がいかにクールかを熱く語りあいました。
フィリア美術館の人がときどきつぶやきます＞クリック