‘収蔵作品’ カテゴリーのアーカイブ

  
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2014年7月19日『ケーテ・コルヴィッツ展』はじまりました

2014 年 7 月 19 日 土曜日

 

本日7月19日(土)から『ケーテ・コルヴィッツ展』がはじまりました。

数点ずつ常設で展示してきましたが、今回は
全収蔵作品(版画32点、ブロンズ彫刻1点)を公開いたします。
*一部、入れ替えての展示です

今年は戦後69年目、
そして平和を切望しながら終戦を待たずにケーテが亡くなってから69年目を迎えます。
ケーテが描きだした人びとの苦しみ喜び、真摯な眼差しを受けとめつつ
来年70年目を迎えることができますように
また
今まさに起きている戦争がおわりますように
祈りをこめて。

 

『祈る少女』銅板1892年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

『祈る少女』銅板1892年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

 


 

『ケーテ・コルヴィッツ展』

会期:7月19日(金)~9月30日(火)
休館日:水曜日
開館時間:午前9時30分~午後5時
入館料:一般500円・小中学生300円
常設展:ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品セレクト展:スタシス・エイドリゲピチェス、ヨゼフ・ウィルコン、エルジビエタ・ガウダシンスカ等のポーランドの絵本原画

 


 

ケーテ・コルヴィッツ(1867~1945)
東プロイセンのケーニヒスベルヒ(現在リトアニア共和国)生まれ。
20世紀前半のドイツを代表する版画家、彫刻家。
二度の大戦で息子と孫を失いながら苦悩と希望を描いた。

 


 

『ピエタ-死んだ息子をだく母』ブロンズ彫刻 1937-38年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

『ピエタ-死んだ息子をだく母』ブロンズ彫刻 1937-38年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

 

連作『戦争』 木版 1921-23年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

連作『戦争』 木版 1921-23年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

 

連作『農民戦争』 銅版 1902-08年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

連作『農民戦争』 銅版 1902-08年 ケーテ・コルヴィッツ(1867-1945)

 


 

ぜひご覧ください。

展示替え ・・・ 谷中安規 展 ちいさな世界 >>> ケーテ・コルヴィッツ展

2014 年 7 月 3 日 木曜日

 

6月30日(月)で『谷中安規 展 ちいさな世界』は終了いたしました。
ご来館いただきました皆さま、また開催にあたり、ご協力いただいた皆さま有難うございました。

フィリア美術館は7月18日(金)まで
展示替えのため休館させていただきます。

 

そして・・・
7月19日(土)からは
企画展『ケーテ・コルヴィッツ展』が始まります。
全収蔵作品を公開する予定です。
ぜひご覧ください。

ケーテ・コルヴィッツ展 7月19日から

ケーテ・コルヴィッツ展 7月19日から

 

 


 

『ケーテ・コルヴィッツ展』

会期:7月19日(金)~9月30日(火)
休館日:水曜日
開館時間:午前9時30分~午後5時
入館料:一般500円・小中学生300円
常設展:ミエチスラフ・コシチエルニアク
収蔵作品セレクト展:スタシス・エイドリゲピチェス、ヨゼフ・ウィルコン、エルジビエタ・ガウダシンスカ等のポーランドの絵本原画

 


 

渡辺隆次展 at 新潟

2013 年 10 月 29 日 火曜日

 

新潟で開催されている二つの渡辺隆次さんの展覧会に出かけました。
新潟絵屋の主催する企画です。詳しくはこちらをご覧ください →  http://niigata-eya.jp/evint/ev-asyl.html 

 

まず、妙光寺。

妙光寺を訪れるのは初めてではありませんでしたし、
渡辺さんの作品もよく知っているつもりでしたが、
実際に中に入って、まず出迎えてくれた衝立の鮮やかな存在感に驚きました。
広々とした玄関によく映えます。
そして、お座敷に幾重にも置かれた屏風の色色にまねかれるように奥へ踏みいると
そこには次の間をもつらぬき広げられた墨絵の絵巻!見事でした。

わたしたちが訪れた日は、
日蓮聖人のご命日の法要『お会式(おえしき)』にあたり、
渡辺さんの特別なお話(聞き手:小川英爾ご住職)の場に参加させていただきました。

不意に現われ消えていく
「いま、ここで、目にしているものを二度と目に入れることはできないかもしれない」
きのこを中心とした八ヶ岳南麓の動植物を、日々描きつづける渡辺さん。
いのちの記録を「使命」としておられる切実さがつたわってきました。
菌類の生と死をつなぐはたらきとともに、様々なお話を伺いながら、
「絵」もまた、時を越えた「つなぎめ」であるのを感じました。

伝統のあるお寺であり、厳かな祈りの場である妙光寺は、同時に新しいものにも開かれているようです。
これから未来に受け継がれて、いずれ古きよきものとなるものをきちんと見極めておられる小川ご住職のまなざしもうかがえる貴重なひとときでした。

妙光寺の展示の様子 →  http://niigataeya.exblog.jp/21231225/

*フィリア美術館所蔵の作品も5点出展しています。 

 

そして、北書店。
展示点数は少ないですが、新しく強い感動がありました。

展示コーナーは、本棚の並んだお店の奥。
北書店は、絵も本も椅子もあって居心地の良い本屋さんです。
店主の顔が見える面白い本がいっぱい並んでいます。
もちろん渡辺さんの「山里に描き暮らす」(みすず書房)も。
この本には、新潟のことも八ヶ岳のこともフィリア美術館のことも出てきます。

北書店の展示の様子 → http://niigataeya.exblog.jp/21231506/

 

双方ともに見応えのある展示です。
ぜひお出かけください。

 

  
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