‘CD’ カテゴリーのアーカイブ

  
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16世紀型の手動式フイゴのパイプオルガンによるレコーディング

2010 年 3 月 28 日 日曜日

長い長い冬休みの間、いったい何をしているの?とよくお尋ねいただきます。
まあいろいろ、いろいろいろいろあるわけですが、今回はその一つをご紹介します。

2月半ば、貴重な楽器「16世紀型の手動式フイゴのパイプオルガン」の武久源造さん演奏のレコーディングが行われました。

16世紀型の手動式フイゴのパイプオルガンです。

16世紀型の手動式フイゴのパイプオルガンです。

おなじみの草苅オルガン工房のパイプオルガンにくらべると、ずっと小さいですね。
パイプが納められた箱の装飾の金と紅絹、とんがり屋根がかわいい感じ。そして後ろに二つの大きな蛇腹がくっついていて、なんだか昆虫のような(?)生き物みたいな不思議な存在感をかもしています。

制作したのは中西光彦さん。かつて草苅徹夫さんのもとでオルガン製作の勉強をされていました。

オルガンビルダーの草苅徹夫さん(左)中西光彦さん(右)。演奏の合間に細やかに調整します。

草苅徹夫さん(左)と中西光彦さん(右)。演奏の合間に細やかに調整します。

中西さんは「パイプ・鍵盤・ケース・装飾等全ての部品を自作するのが身上」だそうですが、一人でこつこつとこしらえました。
「北イタリア南チロルのCHURBURG(クールブルグ)城に現存するルネサンスオルガンの修復記録をもとに復元した日本で唯一の演奏可能な16世紀型パイプオルガン」で、「16世紀、南蛮船がこれと同じような型のパイプオルガンを日本にもたらし、それが奏でる多彩な音色に織田信長も魅了されたと伝えられて」いるそうですよ。

演奏する武久源造さんは、
「とにかく、音がいい」と絶賛されています。「このオルガンを、ふいご手と息を合わせて弾いていると、私は時を忘れてしまう・・・」そうです。

久源造さん(右)フイゴを担当された辻 康介さん(左)。辻さんは古典を中心に幅広く活躍されている歌手です。

武久源造さん(右)と辻 康介さん(左)。

山口真理子さん(左)と立岩潤三さん(右)。

山口真理子さん(左)と立岩潤三さん(右)。

フイゴの操作は簡単そうに見えてとても大変なのです。
10分弱の演奏中、絶えず左右の蛇腹を交互に持ち上げるのはけっこう重労働。そして楽曲を理解し、演奏者と息を合わせなくてはなりません。

編成を変えて。にぎやかに立岩さんのパーカッションと山口さんのバイオリンが加わりました。

編成を変えて。にぎやかに立岩さんのパーカッションと山口さんのバイオリンが加わりました。

バリエーション豊かな音盤ができそうですよ。
リリースが楽しみですね。製作はコジマ録音です。

左から 辻さん、立岩さん、草苅さん、小島さん、中西さん、武久さん、山口さん

左から 辻さん、立岩さん、草苅さん、小島さん、中西さん、武久さん、山口さん

ビルダーの中西さんの地元・奈良県で、この楽器を用いた武久源造さんの演奏会が6月26日に行われます。
公式サイトをご案内しますのでのぞいてみてくださいね。楽器の詳しい説明や武久さんのメッセージが掲載されています。また、関係者のみなさんのサイトも載せておきますのでどうぞご覧ください。


平城遷都1300年祭 県民活動支援事業
奈良の深奥にふれる
~武久源造 16世紀ルネサンス パイプオルガン演奏会~ http://www.sahoyamasalon.com/event/


武久源造さんの公式サイトは下記です。
鍵盤奏者 武久源造 http://www.genzoh.jp/


「フイゴ衆」として活躍された辻さんと立岩さんのサイトは下記です。

辻康介さんのサイト   http://plaza.rakuten.co.jp/nemotsuji/

立岩潤三さんのサイト   http://members.jcom.home.ne.jp/tanc/


製作のコジマ録音のサイトは下記です。
コジマ録音のサイト  http://www.kojimarokuon.com/


CDのリリースが決まりましたら、こちらでご案内します。お楽しみに。

 

酒井俊『 Night at the Circus vol.1 』

2009 年 9 月 23 日 水曜日

9/27(日)『LIVE! 酒井俊』がどんな感じなのか、おたずねいただいてもなかなか上手く応えられません。
ともかく酒井俊さんの一番新しいCD『 Night at the Circus vol.1 』の曲目を下記にご紹介します。この音盤は、2枚組で22曲が収録されていますが、とってもバリエーション豊か。ただいまフィリア美術館の喫茶室で繰り返し繰り返し流れています。販売もしていますよ。
ライブでは会場の空気とともに、きっとまた新たな歌の世界が醸しだされるでしょう。どんな楽曲がどんなアレンジで聴けるでしょうか。お楽しみに。

酒井俊「Night at the Circus vol.1」(2009.ぼっくられこーど)

『Night at the Circus vol.1』(2009.ぼっくられこーど)

CD1
01. 初恋 (高石ともや/Traditional)
02. Tennessee Waltz (Pee Wee King/Redd Stewart)
03. 黄金三星〜肝にかかてぃ  (照屋林賢)
04. Nature boy (Eden Ahbez)
05. かくれんぼの空  (酒井俊/Victor Jara)
06. 叱られて (清水かつら/弘田竜太郎)
07. 星影の小径  (矢野亮/利根一郎)
08. The Way We Were  (Alan and Marilyn Bergman/Marvin Hamlisch)
09. Alabama Song (Bertolt Brecht/Kurt Weil)
10. Hallelujah   (Leonard Cohen)
11. Wonderful Tonight   (Eric Clapton)

Recorded at ひまわりの郷 08/10/09&11
recording engineer:田中 篤史
酒井俊(vocal) 田中信正(piano)

CD2
01. Old Black Joe   (Stephen Collins Foster)
02. You Are My Sunshine   (Jimmie Davis/Charies Mitchll)
03. 君のために  (早川義夫)
04. 叱られて   (清水かつら/弘田竜太郎)
05. 買物ブギ  (村雨まさを/服部良一
06. My Man   (Channing Pollock/Maurice Yvan)
07. 四丁目の犬  (野口雨情/本居長世)
08. かくれんぼの空    (酒井俊/Victor Jara)
09. I Shall Be Released   (Bob Dylan)
10. Crazy Love (Van Morrison)
11. Good Night   ( John Lennon/Paul McCartney)

Live Recorded at 公園通りクラシックス 08/02/09&11
recording engineer:田中 篤史
酒井俊(vocal) 田中信正(piano)
guest:太田恵資(vl) 岡部洋一(per)


LIVE! 酒井俊
2009年 9月27日(日)
開場:午後4時
開演:午後5時

出演:
酒井俊 (うた)
今堀恒雄 (ギター)

前売:3,500円  当日:3,800円
茶菓付。谷中安規展もご覧いただけます。
* 前売券が完売した場合には当日券の販売はありません

参加ご希望の方は、お電話かインターネットにてお申し込みください。

◇ お電話はフィリア美術館(0551-36-4221)まで
インターネット予約はここをクリック

酒井俊オフィシャルページ http://www.sol.dti.ne.jp/~s-shun/


  
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