‘展覧会’ カテゴリーのアーカイブ

  
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穴山和幸さんの‘環工房’を訪ねました。

2010 年 4 月 12 日 月曜日

東京よりご来館のお客さまが、八ヶ岳はまだ早春ですねとおっしゃいました。
あちらのソメイヨシノはもう散っているそうですね。
小淵沢の花見頃は明後日ぐらいかな?

水仙。まぶしいくらいに発色しています。

水仙。まぶしいくらいの発色ですね。

さて、昨日の記事でお知らせした『おらんうーたんの春の展覧会』に作品を寄せてくださる穴山和幸さんの工房をご紹介します。

穴山和幸さん。作品に囲まれて。

穴山和幸さん。作品に囲まれて。

陶芸教室も開催していますよ

陶芸教室も開催していますよ

手によく馴染む普段使いの器

手によく馴染む普段使いの器

花器

何を容れましょう?不思議なかたちですね

あれれ???と、ちょっとひっかかりのある形。でも、やさしく広くひらかれているように思いませんか?

穴山和幸さんの‘環工房’は北杜市高根町にあります。
詳細は公式サイトhttp://kan-koubou.jimdo.com/をご覧くださいね。

フィリア美術館のロビー展示「穴山和幸 展・陶器 4/24〜5/11」をお楽しみに。

八ヶ岳の‘おらんうーたん’

2010 年 4 月 10 日 土曜日

八ヶ岳の‘おらんうーたん’をご存じでしょうか。

八ヶ岳の南麓は、陶芸・木工・ガラス・金工・染織ナドナド様々なジャンルのものづくり人や美術館・ギャラリーが集まっているという他の地域にはない特性を持ったエリアです。その特性を広くアピールして八ヶ岳エリアの新たな魅力を感じていただきたく集まったグループがおらんうーたんです。もちろん八ヶ岳にはオランウータンは居ません。マレー語で「森の人」を意味するオランウータン、八ヶ岳の自然の中で黙々と作品をつくる作家のイメージが、動物のオランウータンのようだから「おらんうーたん」と名付けました。
公式サイト http://yatsugatake-art-craft.jp/から引用

というわけで
おらんうーたんは、八ヶ岳で様々なものづくり、こころをはぐくむ空間にかかわる人々をゆるやかにたばねたネットワークの名前です。
当方もおらんうーたんの一人いや一匹として、この度ひらかれる「八ヶ岳アート&クラフト 春の展覧会 http://yatsugatake-art-craft.jp/haruten/ 」に参加しています。

まず4/24〜5/11に穴山和幸さんの器、そして5/13~6/1に金子仁香さんの絵と染めで、玄関とロビーの室礼をします。
鑑賞にも使用にも堪える作品のミニ展示。お二方の作品はともに、さりげなく空間にとけこみつつ、したたかに存在感を発揮するのでは?と楽しみにしています。
常設展、企画展とともにご注目ください。


「穴山和幸 展・陶器」
遊び心のあるかたち‘オブジェ’や、使い心地の良い器の数々。
岐阜県出身。第48回日本版画協会展、第49回日本版画協会展、第15回日本現代日本美術展出品。1991年、三鷹市に環工房設立。1997年より、八ヶ岳に工房移転。個展・グループ展等実施。また自宅工房、ギャラリーにて器の展示販売と陶芸教室を実施している。


「金子仁香 展 絵と染め」
‘季節のおくりもの’をテーマに・・・。
広島県生まれ。京都市立芸術大学日本画科卒。インド、ネパールに滞在。1982年より八ヶ岳に移住。農業・椎茸栽培・草木染め・フェルト・織り等・・・様々な創作活動を続けている。個展・グループ展多数。
1994年、ヒマヤランカレー&カフェ「ぼんてんや」をはじめる。バラマニア、植物おたくでもある。


第二次世界大戦下の日系アメリカ人

2010 年 3 月 30 日 火曜日

国立歴史民俗博物館に行って来ました。
小淵沢から野を越え山を越え、大都会・東京をすり抜けて千葉県佐倉市へ、4時間ほどの電車とバスの旅です。
国立歴史民俗博物館は・・・

「原始・古代から近代に至るまでの歴史と日本人の民俗世界をテーマに、実物資料に加えて精密な複製品や学問的に裏付けられた復元模型などを積極的に取り入れ日本の歴史と文化についてだれもが容易に理解を深められるよう展示されています。」公式サイトより

今回おとずれたのは、今年3/16から新しく設けられた第6展示室『現代』を見るためでした。このカテゴリーのなかで、特集展示されている『アメリカに渡った日本人と戦争の時代』に、わたしどもとご縁の深い小平尚道さん*1 のスケッチが展示されているのです。このスケッチは、小平さんの著作『アメリカ強制収容所』(フィリア美術館刊)に掲載されていています。

はからずもフィリア美術館の次回企画展『宍戸清孝写真展 21世紀への帰還 -二つの祖国に架けた橋-』(4/24〜6/20開催)にもつながる「第二次世界大戦下の日系アメリカ人」の背景をより深く知ることができました。そして自分たちの足もとにつづくここ100年(父母と祖父母の時代・顔だちを思い描ける人々の生の時間)、そしてそして古代へと・・・、様々に思いをはせ考えさせられました。
いま、こうしている間にも時は流れているけれど、100年後に生きる人たちは「2010年のこの時」「わたしたちのいま」をどんなふうに振り返るのでしょう。

特集展示「アメリカに渡った日本人と戦争の時代」は2011年4月3日(日)までです。

*1 小平尚道(1912-2005)アメリカ合衆国生まれ。神学者。主な著書に『カルヴァン』『プロテスタンティズムの本質』(玉川大学出版)『アメリカ強制収容所』(玉川大学出版/フィリア美術館より復刊)『老人の祝祭日』(朝日新聞社)等。
日系二世としてアメリカに生まれました。戦前、日本で暮らしていた経験もあります。その際、日系人であることを理由に警察の監視下におかれたことなどからアメリカにもどり、ワシントン州シアトルで第二次世界大戦の開戦をむかえます。
しかし、今度はアメリカのFBIからも監視を受け、約4年間、アイダホ州のドミニカの収容所に強制収容されました。

  
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