園芸家Kさんによる活け込みを、8月の後半、二週間分まとめてご紹介いたします。
まず
8月第3週目の活け込みは、
フロックスとパニカム。
足もとにタカキビの葉をあしらっています。
玄関の外からパチリ。
背後にみえる彫刻は『アジールの門』(瀬辺佳子 2006年)です。
玄関の中からパチリ。
フロックスは、赤やピンク、紫などのバリエーションがありますが、
Kさんが選んでくださるのはいつも白。
オイランソウとも呼ばれていて、「おしろい」を連想しますが、香りが花魁の白粉の匂いに似ていることから付けられたようです。
夏の盛りの熱気をいなす、さわやかな白い花、素敵です。
そして
8月第4週目の活け込みは、
メキシカンハットを中心に、オトコエシとソリダコです。
こちらにもタカキビの葉をあしらっています。
ソンブレイロのような形状から名づけられたというメキシカンハット。
踊るように咲き誇っていますね。
そしてオトコエシとソリダコの小さな花がさりげなく隙間を埋めてリズムをつくっています。
強烈な夏色、素敵です。
乾いた日々が続いたかと思えば、大型の台風が行き過ぎました。
日々うつりゆく八ヶ岳高原の景色や草花とともに
瀬辺佳子さんの彫刻展を、ぜひお楽しみください!
『瀬辺佳子 彫刻展 あたらしい なつかしい へうげたる者達』
会期 : 2016年 7月22日(金)~9月25日(日)
休館日 : 水曜日・木曜日 (9/22は開館します)
開館時間 : 午前9時30分~午後5時
入館料 : 一般500円・小中学生300円
常設展:ケーテ・コルヴィッツ、ミエチスラフ・コシチエルニアク
◎9月9日(金)~25(日)
『PEACE CARD 2016 フィリア展』を開催いたします。
皆様のご参加を、お待ちしております。
瀬辺佳子(せべよしこ) 略歴
1970年 東京藝術大学大学院修了以後、個展を中心に活動
2010年 ギャラリー・オカベ/東京 ギャラリー・アカンサス/大阪
2011年 ギャラリー間/千葉 ギャラリー・テトラヘドロン/岡山
2012年 ギャラリー・オカベ/東京
2013年 ギャラリー間/千葉 ベストセレクション美術出品/東京◇東京都美術館主催 アートガーデン/岡山
2014年 ギャラリー・オカベ/東京
2016年 ギャラリー倉敷/岡山
現在、新制作協会会員