今日9月9日は、
谷中安規(たになか やすのり 1897-1946)の命日です。
ゆかりのある人の間で、この日を‘カボチャ忌’として偲んでいます。
晩年のアンキさん(谷中安規のこと。親しみをこめてしばしば「ヤナカアンキ」と呼ばれています)は、戦火に焼け出されて掘っ立て小屋に暮らし、その周囲にカボチャの種を蒔いて収穫を楽しみにしていたそうですが、実りを待たずに栄養失調でなくなりました。49才でした。
*八坂喜代さん(最晩年お世話をしていた方)にうかがった、‘その日’のお話しはこちらをご覧ください。
さて、
もうすぐ町田市立国際版画美術館で、谷中安規の大規模な企画展がはじまります。
この春、当館で開催したものは30数点展示のささやかな展覧会でしたが、町田市立国際版画美術館では
「万華鏡のように幻惑的な谷中安規の作品、約300点を制作年順に整理・展示し、刻々と変わる政治・社会的動向とイメージの変化や表現との関係について再考するものです。」
とのこと。
楽しみですね。
鬼才の画人 谷中安規展 1930年代の夢と現実
10月4日(土)~11月24日(月・祝)
休館日:月曜日
※10/13(月・祝)、11/3(月・祝)、11/24(月・振休・最終日)は開館
※10/14(火)、11/4(火)は休館
開場時間:
火~金 10:00~17:00(入場は16:30まで)
土・日・祝 10:00~17:30(入場は17:00まで)
観覧料:一般=800(600)円、大学・高校生と65歳以上=400(300)円
※( )内は20名以上の団体料金です。
※中学生以下は無料です。
※身体障がい者手帳または愛の手帳等をお持ちの方と付き添いの方1名は半額となります。
※10/4(展覧会初日)、11/3(文化の日)は入場無料です。
『鬼才の画人 谷中安規展 1930年代の夢と現実』特設サイト
この展覧会は、岩手県立美術館(2015年4月11日~5月17日)へ巡回の予定です。
いずれかで、ぜひ!
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