鈴木まもるさんは、たくさんの本を出版しておられます。
絵本や童話、挿絵などなど、150冊にも及ぶそうです。
詳しくは
鈴木まもる「鳥の巣研究所」ブックリスト
をご覧ください。
鈴木まもる「鳥の巣研究所」別館・絵本の部屋
もあわせてどうぞ。
ただいま展示している作品は、「鳥の巣」関連の絵本原画が中心ですが、その他にも多様な作品を展示しています。
二階の展示室では、「物語」絵本の原画の展示です。
階段をのぼってすぐのギャラリーは、
『みんなあかちゃんだった』(小峰書店)と、『あなたがだいすき』(ポプラ社)
そして
扉を開けると・・・
なぜか冬が舞台の物語が展開します。
『だんろのまえで』(教育画劇)と、『雪わたり』(文:宮沢賢治 講談社)です。
夏真っ盛り、いまの季節とは、全くそぐわない世界。
雪の日の物語です。
でも、
強い陽射しや蝉の声などなど体感する季節感とは関係なく、
この作品からもたらされる手ざわりやぬくもりを、皆さんにお届けしたかったので、あえて展示することに決めました。
鈴木まもるさんに「マニアックなセレクション」と言われつつ・・・。
このほか、
点数は少ないけれど、
『ちいさい いすの はなし』(ハッピーオウル社)
『わたしおてつだいねこ』(金の星社)
『黒ねこサンゴロウ』(偕成社)も展示しています。
天井が高く広がりの大きい開放的な一階の展示室と違って、二階は狭く入り組んだ内省的な空間となっています。
静かに心の中にイメージを広げて、物語の世界に浸ってみてください。
ところで
鈴木まもるさんのブログの記事の中から、
薪ストーブに火をともすまでの作業の様子がつづられた記事を発見したので、『だんろのまえで』に因んでご紹介しますね。
「くらい部屋で、一人火をつけるこの瞬間が大好きなのです」とのこと。
わ、わたしもです!
ついでながら
フィリア美術館の暖炉に灯がともっている様子は、フィリア美術館ブログこちらと、こちらをご覧ください。
会期:7月13日~9月23日
休館日:水曜日
開館時間:午前9時30分~午後5時
入館料:一般500円・小中学生300円
● 画家・絵本作家・鳥の巣研究家である鈴木まもるさんの、
鳥の巣に関連した絵本の原画を中心に約50点展示。
実物の鳥の巣も展示しています。
展示中の作品は、売店でも取り扱っておりますので、ぜひお手元に!
いまならサイン本をお求めいただけますよ。