クリスマスまで後10日となりました。
このところ晴天が続いて陽ざしはたっぷりですが、風が強いので外へ出るのが億劫になりがちです・・・。
でもクリスマスを迎えるまでに樹木の始末をつけなくては!!というわけで建物周辺の落葉などを片付けました。
ウバユリの蒴果(種のおさまっている房)の清廉な美しさに励まされながら・・・。
今年の春、企画展示『宇梶静江 古布絵展』を記念して植えたウバユリ(ご近所さんが株を分けてくださいました)。
花の咲く様子も可憐で素敵でしたが、立ち枯れた様子も本当に美しいです。
西日を透かした殻は、キャンドルのようですね。
残念ながら花の様子を撮影した写真が見つかりませんでしたが、11月の初めの蒴果に種の詰まっている様子をご紹介しましょう。
ウバユリの種は、開花するまでに、少なくとも5年以上かかるそうです。
玄関の脇の小さな森に群生する日はいつのことでしょう・・・。
*宇梶さんの絵本『セミ神さまのお告げ』(福音館書店)には、扉絵にウバユリの花が、物語の最後のページに新芽が、それぞれ描かれています。凛々しくて美しい花の姿を先ずは絵本でご覧ください!そして来夏、もし、この株がまた花を咲かせてくれたなら、フィリア美術館の庭でもご覧いただけるかも!