2010 年 のアーカイブ

  
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キャンドルナイト ヤマナシ 2010

2010 年 5 月 30 日 日曜日

今年も『100万人のキャンドルナイト 夏至』が近づいてまいりました。

1000000人のキャンドルナイト 2010

1000000人のキャンドルナイト 2010

でんきを消して、スローな夜を

私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
夏至・冬至、夜8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。

でんきを消して、スローな夜を。
100万人のキャンドルナイト。

公式サイト よびかけ文より

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100万人のキャンドルナイトとは、
夏至と冬至の前後の数日、夜8時から10時までの2時間、みんなでいっせいに電気を消して、ゆったりした時間を過ごしてみよう・・・という催し(よびかけ)です。2010年は6月20日から7月7日まで行われますよ。

身近なところでは、昨年に引き続き「キャンドルナイト・ヤマナシ2010夏至 賛同チラシ(リンク先からダウンロードできます)」が作られました。手作りのあたたかさが感じられるこのチラシには43もの賛同広告が集まっています。
多忙の中、労を惜しまず作成の中心となって活躍したのは、韮崎市のお〜くぼ食堂ゲストハウス空穂宿です。「イベントをするしないに関わらず、キャンドルナイトに賛同する気持ちをこの広告集に集め、配ってもらうことで山梨のみなさんに関心を持ってもらいたい、もっともっと広げていきたい・・・」とのこと。
ぜひご覧くださいね。

フィリア美術館では、陽の光が傾きかけた午後4時半からコンサート『新谷要一 フルート独奏 バッハ無伴奏組曲』を開催します。日の入り加減(午後7時頃)にはお開きとなりますので、イベントをハシゴするも良し、キャンドルを灯してゆっくり余韻にひたるのも良いでしょう。

一年中で一番昼が長く夜が短い日、夏至。本格的な夏をむかえる前の数日、誰とどのように過ごしますか?
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北の杜 こぶちさわ音楽祭2010 参加
新谷 要一 コンサート フルート独奏による「バッハ 無伴奏チェロ組曲」

2010年6月20日(日)

開演:午後4時半
開場:午後4時

[曲目予定]
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV1008
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010

バッハの無伴奏作品の中でもとりわけ有名なチェロのための六つの組曲。
和音奏法がほとんど盛り込まれていないのにもかかわらず、
まるで一度にいくつものメロディが同時に響いているように感じられます。
この妙なる「ひとふでがきの音楽」をチェロの中低音から、
軽やかに舞う高音楽器の音色に移しかえてみたら・・・?!
チェロの重厚さとはひと味ちがった明るく軽やかな響き♪♪
一本のフルートがあやなす対位法の妙技をお楽しみください。

● 前売券:2,500円
● 前売ペア券(お二人で):4,800円
● 当日券:3,000円

*全席自由席 休憩時に茶菓あり

前売券は、電話・ファックス・Eメールでご予約の上、
郵便振替( 00480-7-9742 )でお支払いいただくか、
美術館受付で承っております。
独立系小規模音楽会の諸事情により、
前売券はあらかじめお代金をお支払い下さいますようお願いします。


『風の孤独 四竃公子展』を見てきました

2010 年 5 月 30 日 日曜日

先日、梅野記念絵画館で開催中の『風の孤独 四竃公子展』を見てきました。フィリア美術館の所蔵品も数点出品しています。
わたしがお邪魔した5月22日は、四竃公子さん*1と大倉宏さん*2によるギャラリートークが開催され、四竃さんの生い立ちもふくめ、絵を描くことのはじまり(本格的に絵筆をとったのは30歳代後半のことですが、四竃さんの内側には自分が描くべき「絵」があり続けたのです・・・)など、貴重なお話しをうかがうことができました。

四竃公子画集、本展図録、ちらし

四竃公子画集、図録、ちらし

四竃公子さんの描くモチーフは、枯れた花(いわゆるドライフラワーではありません)や、時を逸した果物、荒れ果てた大地などなど。なかでも今回の展示は、風景に焦点があてられていました。

ものが枯れるといったことは、当たり前の、日々ありきたりのことです。わたしは台所周辺でよく見慣れています(笑)。
しかし、大抵じっと見たりはしません。
まして絵になるとは思っていない。心をひらいていません。
しかし、四竃さんはそうしたものに出会ったとき、ちゃんと心がはたらいて一瞬にして自分の内側に何かを深く刻むのです。そしてその何かを時間をかけて油絵に仕上げる・・・。
なんだか、
四竃さんによって絵になってあらわれたそれらを、わたしも知っていると思うのでした。横着な言い様ですが。
こうしている今も刻々と生きて老いていくのだと自覚するは淋しいけれど、四竃さんの絵の中のひまわりや古代梨のようにきれいに風化していけたら・・・と、ちょっと背筋が伸びたような凛とした気持ちになります。

駐車場から木漏れ日の中を少し歩きました

駐車場から木漏れ日の中を少し歩きました

梅野記念絵画館は、長野県東御市(とうみし)の浅間山を望む一帯にある芸術むら公園の中にあります。宿泊施設や温泉、登り窯もあるそうですよ。広々とした芝生や木々に囲まれ、おおきな池の畔に建っています。

芝生でくつろぐカモたち

芝生でくつろぐカモたち

主なコレクションは青木繁をはじめ、近代日本洋画を中心としています。ホームページを拝見すると特別展、ワークショップなどもいろいろ企画されているようですね。

四竃さんの深い色あい、ぜひ間近にご覧ください。
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*1 四竃公子(しかまきみこ)
1935年、茨城県生まれ。いったん就職の後、明治学院大学文学部社会学科福祉コース卒業。子育てをしながら独学で油絵を描きはじめる。武蔵野美術短期大学美術科(通信教育)卒業。個展を中心に活躍。無所属。

*2大倉宏(おおくらひろし)
1957 年、新潟県生れ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。1985~1990年、新潟市美術館学芸員。以後フリーとして、新潟を拠点に美術評論を 行う。著書に『東京ノイズ』(アートヴィレッジ 2004)、共著に『越佐の埋み火』(新潟日報事業社 1996)、編集・構成に『洲之内徹の風景』(春秋社 1996)。現在(2007年10月)、新潟絵屋代表、砂丘館館長。

学校の外

2010 年 5 月 18 日 火曜日

今日は地元の小淵沢中学校の一年生が「校外学習」で来館しました。

にぎやかに声をあげたり、「しーっ」と言ったり

にぎやかに声をあげたり、「しーっ」と言ったり

5,6人一組のグループに別れて、小淵沢町内の施設あちこちを自主的に見学しているようです。
何を感じながら数十分を過ごしたでしょうか。
美しい恐ろしい面白いかわいい?!
やわらかい心がいっぱい動いて、これからの良き日々の糧になりますように。

  
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