2010 年 7 月 のアーカイブ

  
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7月31日「大坪美穂 + 光田由里 アーティスト・トーク」開催しました

2010 年 7 月 31 日 土曜日

まずは、大坪美穂さんに解説していただきながら、お集まりの皆さん全員で作品を鑑賞しました。

大坪美穂さん 「海界」の前で

大坪美穂さん 「海界」の前で

そして、光田由里さんの質問に応えるかたちで、大坪美穂さんにお話ししていただきました。

左:光田由里さん(美術評論家 渋谷区立松濤美術館学芸員)

左:光田由里さん(美術評論家 渋谷区立松濤美術館学芸員)

大坪さんの素材(紙、布、鉛)へのこだわり、表現方法(油彩から立体造形へ)の変遷もふくめ、お話しは生い立ちやご家族とのかかわりにもおよびました。

大坪さんの作品のテーマである「いのち」のもとのもとにあったものは、軍事一色に塗り込まれた青春を過ごし敗戦を20歳でむかえたお母様の反戦への強い思いでした。戦渦をもたらす一員とならないためには全体主義に抵抗しなければならない・・・、自分なりの発想をかたちにしていくことは平和をつむぐ手立てとなること・・・。


今日も暑い一日でした。

明日のイベント

2010 年 7 月 30 日 金曜日

今週のKさんによる玄関の活け込みです。
白と緑でまとめました。

アナベル、パニカム、ノラニンジン

アナベル、パニカム、ノラニンジン

明日の「アーティスト・トーク」にあわせて、大坪美穂さんにお祝いのお花が届きました。
展示のイメージで花を選ばれたそうですよ。素敵です。

見事なボリュームの黒蝶ダリア

見事なボリュームの黒蝶ダリア

明日は近くの山梨県馬術競技場で「第32回八ヶ岳ホースショーinこぶちさわ」(馬のパレードや花火大会など)が行われます。
花火の前に「大坪美穂 + 光田由里 アーティスト・トーク」ぜひ!

カクさんとマルさん

2010 年 7 月 30 日 金曜日

きのうは久しぶりに雨がふりました。
たっぷり水をふくんだせいか、緑の色が一昨日とは違って見えます。

挿し木したソリダコから新芽が出ていました

挿し木したソリダコから新芽が出ていました

カシワバアジサイも

カシワバアジサイも

いっしょに見る人によっても景色は変わることがありますよね。
先日、覚和歌子さんと丸尾めぐみさんとともに大坪美穂さんの「海界」につつまれたとき、なんだか光の濃淡がより切実にはかなく美しく感じられました。影の中に影、そして光・・・。

お二人の最新の音盤*1 サインをいただきました

お二人の最新の音盤*1 サインをいただきました

覚和歌子さんと丸尾めぐみさんは、肩書きのようなものをうまく説明できないほど、詩作朗読歌唱作曲編曲器楽演奏・・・さまざまに活躍されています。フィリア美術館では、そうした多岐にわたる活動の中でも‘ポエトリックオペラ’*2を、これまでに2回、開催しました。

「大坪美穂さんの作品『海界』には、こよりが7,000本つかわれています」という私の説明を、「会期中、何回言うのかな」「きっと7,000回くらい言うんじゃない」とおっしゃったお二人。わたしはお二人がつくる歌が日常のふとした瞬間に浮かんできて、口ずさむことがこれまでに7,000回以上あったように思います。『夕焼けは星空のはじまり』*3も『真夏の振り子』*4もそれぞれいつも同じ何か、でも少し違う何かをもたらします。

また親密な空間で直にお二人の歌にひたりたいです・・・。

*1覚和歌子さんのセカンドアルバム『カルミン』2枚組CDと、覚和歌子さん谷川俊太郎さん共同監督の写真映画『ヤーチャイカ』DVD。音楽は丸尾めぐみさんが担当しています。当館でも販売していますよ。

*2覚和歌子・丸尾めぐみによる、歌・朗読とピアノだけの、最小単位の音楽朗読劇団。
言葉と音楽の究極の融合型を目指す。 ケータイ時代にうってつけのコンパクトでポータブルなパフォーマンス・ユニット。
覚によるテキスト/構成は、朗読物語詩の発展型とも言える。(覚さんの公式サイトより)

*3 『カルミン』には12曲目に収録されています。映画「ヤーチャイカ」主題歌。

*4 覚和歌子さんのファーストアルバム『青空一号』(2004年.ソニー)と、
丸尾めぐみさんのファーストアルバム『Vibrastar~恒星奏振器』(2004年.ブルーシティレコード)に収録されています。
上條恒彦さん(『お母さんの写真』2003年.EMIミュージック・ジャパンに収録)のバージョンも素敵ですよ。


覚和歌子さんの公認公式ファンサイト http://kaku-wakako.com/top.php

丸尾めぐみさんの公式サイト http://maruomegumi.jp/


  
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