『大坪美穂展』が徐々にかたちを整えつつあります。
図面やマケット(縮小模型)をつかって構想を練ってきましたが、じっさいの展示作業はイメージ通り運ぶでしょうか・・・。フィリア美術館にとっては、はじめての大規模な立体作品の展示。とりかかりはかなり緊張気味です。
ぞくぞくとスタッフが集まってきて、作品の素材が運びこまれていきます。
大坪美穂さんのご家族や友人、教え子はじめ、近在の大工さんなど十数人。すぐにうち解けて息もぴったり。
大坪さんを中心に、みんなで意見をかわしながら着々と作業が進みます。
館内がいつもとまったく違う場所になっていきますよ。
いくつもの断片があわさって、いろんな人の手が大きな構造物をうみだしていく様子はとっても面白いです。
手元の作業(‘海界’シリーズのこよりをみんなで手分けしてつなぎました)に没頭していて、ふと目線をあげると私の手を伝って展示室いっぱいに大きなうねりのようなものが方々へひろがっていくのを感じます。生き物みたいです。
作業はまだまだ続きます。さて、仕上がりはどうなりますか。
展覧会は7月3日(土)からです。どうぞお楽しみに・・・