2009 年 のアーカイブ

  
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渡辺禎雄愛用の制作道具

2009 年 11 月 10 日 火曜日

ただいま開催中の渡辺禎雄展では、作品とともに渡辺さんの愛用した道具も展示しています。
型染版画は様々な工程を経て制作します。道具も様々・・・。

乳鉢. 染料や糊を溶くのに使います

乳鉢. 染料や糊を溶くのに使います

ベンガラなど. 色材です

ベンガラなど. 色材です

刷毛や筆など. 色をのせたり糊をおくのに使います

刷毛や筆など. 色をのせたり糊をおくのに使います

あらくシボのはいった和紙。厚くて丈夫です。

あらくシボのはいった和紙。厚くて丈夫です。

お尋ねいただければ状況が許す限り、道具や技法の説明をしますよ。どうぞお気軽に声をかけてくださいね。
スタッフは一人で何役かをこなしておりますゆえ電話やチケット発券等が優先される場合もあります。申し訳ありませんが、その際は少々お待ちくださいね。

また、渡辺禎雄が遺した和紙の販売もしています。
糊を落とすなど製作の工程で何度も水を通すのですが、それに耐える丈夫な紙です。
素朴で個性的な表情がなんとも魅力的ですよ。

草紅葉

2009 年 10 月 9 日 金曜日

今週の玄関の活け込みをご紹介します。

秋のいろあい

ヤマウド、ミナヅキ、コデマリの葉っぱ 花器は茜窯です

 

紅葉しはじめたばかりの低灌木は、とっても個性的な色合いをしています。お日様の当たり具合によって紅葉の加減がまちまちとなり、一枚の葉っぱでも緑と紅が混在していたりします。

ヤマウド

ヤマウドの実は翡翠色から濃紫色に・・・

 

ヤマウドの実は、ちょっと触れただけでぽろぽろ落ちてしまいますし、つぶすと濃い紫の汁がこびりついてなかなか厄介です。きれいな状態はつかの間ですが、この季節はこの組み合わせで玄関を飾りたくなります。

ツバキの実

ツバキ 花器は三峰窯です

 

触れただけで落ちるといえばツバキも。
固くてまんまるい実がはじけて、なかから漆黒の種が6つあらわれました。
今年の八ヶ岳の紅葉の見頃は、10月の半ばを過ぎてからとなりましょうか。
台風一過の澄んだ空気はひんやり感じられます。寒いのは苦手ですが、ますます秋の美しさがいろいろいろいろ・・・ひろがっていくのは楽しみです。

嵐のあと

2009 年 10 月 8 日 木曜日

フィリア美術館は八ヶ岳南麓標高1,000メートル前後にありますが、だんだん木々が紅葉してきました。
一雨ごとに秋は深まっていく・・・と申しますすが、台風18号は
皆さんお住まいの地域をどのように駆け抜けたでしょうか。
東北や北海道は今日明日・・・ですね。つつがなきよう祈ります。

落ち葉が敷きつめられたテラス

落ち葉が敷きつめられたテラス

そろそろモミジも渡辺禎雄が作品に好んでもちいた紅殻(べんがら)色に染まりはじめます。
静かな秋を味わいにお出かけください。

  
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