2009 年 のアーカイブ

  
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フィリア美術館 2009年8月の予定

2009 年 8 月 16 日 日曜日

8月もすでに半分が過ぎてしまいましたね。
いまさらではありますが、フィリア美術館の8月の予定をおしらせいたします。

■ 展示内容

  • 第1展示室 ・・・ 企画展「谷中安規 展」
  • 第2展示室 ・・・ 常設展示「ケーテ・コルヴィッツ」
  • 第3展示室 ・・・ 常設展示「M.コシチエルニアク」
  • 第4展示室 ・・・ 収蔵品セレクション「東欧の幻想絵本原画」
  • ロビー ・・・・・・ ピースカード展(8月20日から)

■ 休館日

  • 8月は無休です

■ 開館時間

  • 9:30 – 17:00

■ 入館料

  • 一般 ・・・ 500円
  • 小・中学生 ・・・ 300円

(入館料の割引についてはこちらをご覧ください)

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ご来館をお待ちしています。
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ピースカード展 2009

2009 年 8 月 15 日 土曜日

今年もピースカード展がやってまいりました。
フィリア美術館では 8月20日から9月7日まで の開催となります。

ピースカードとは、一年に一度ひとりひとりが平和への願いを込めて作る絵はがきです。
今年のテーマは『星—STARS on PEACE』
あなたも宛名面にPEACE CARDという文字を入れた絵はがきを作ってフィリア美術館宛てに送ってみませんか?
誰でも無料で参加でき、郵送されたすべてのピースカードが展示・公開されます。
たくさんの方のご参加をお待ちしています。

参加方法・ピースカードの作り方など、詳細はピースカードのオフィシャルサイトをご覧ください。
ピースカードとは・作り方・送り先・ピースカード展について・など‥


# PEACE CARD 2009 会場 #

フィリア美術館 / PEACE CARD 2009展
〒408-0041 山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3476-76 tel.0551-36-4221
公開期間 / 8月20日(木)〜9月7日(月) (9月2日の水曜日は休館)
開館時間 / 9:30〜17:00 入館料大人500円/小・中学生300円
http://www.philia-museum.jp/

MAYA2 / PEACE CARD 2009東京展
〒107-0061 東京都港区北青山2-10-26 tel.03-3402-9849
公開期間 / 9月14日(月)〜9月19日(土)
開廊時間 / 11:30〜19:00 (最終日17:00まで) 入場無料
初日17:30よりオープニングパーティ
http://www.gallery-h-maya.com


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ピースカード オフィシャルウェブサイト

# ピースカード オフィシャルサイト#
PEACE CARD’s official site—-peacecard.com
http://www.peacecard.com/

8月15日

2009 年 8 月 15 日 土曜日

今日は終戦の日。太平洋戦争が終わって64年の時が経ちました。

第2展示室で常設展示しているドイツの画家ケーテ・コルヴィッツ(Käthe Schmidt Kollwitz / 1867年7月8日-1945年4月22日)は、第一次大戦で息子を、第二次大戦では孫を戦死させてしまった悲しみを抱えつつ、戦争のありようを版画や彫刻などの作品にし続けました。代表作『ピエタ』は、死んだ息子を静かに抱く母の像であり、義勇兵として志願し戦死した息子ペーターへの哀悼とその克服がテーマとなっています。

『ピエタ(Pietà)』(ブロンズ彫刻作品 1936年:当館収蔵)

『ピエタ(Pietà)』(ブロンズ彫刻作品 1936年:当館収蔵)

1945年5月8日にドイツは終戦を迎えますが、切望したその日を待たずに彼女は亡くなりました。常に戦争が生活の傍らにあり、ヒットラー政権下は芸術院会員の地位を追われアトリエを奪われ自由な表現活動を制限されるなど、苦難に満ちた日々を送らざるをえなかったケーテ。
しかし
彼女は未来の平和を信じ続けていました。
晩年ケーテが孫娘ユッタに語った言葉を紹介させていただきます。

・・・戦争がなくなったとしても、誰かがそれをまた発明するかもしれません。今まで長い間そうやってきたように。しかしいつかは新しい思想が生まれるでしょう。そして一切の戦争を根絶やしにするでしょう。  ・・・このような確信のうちに私は死にます。そのためには、人は非常な努力を払わねばなりません。 ・・・平和主義を単なる反戦と考えてはなりません。それは一つの新しい思想、人類を同胞としてみる理想なのです。

フィリア美術館が、誰かの思いや存在にゆっくり目をこらし耳を澄ます場となりますよう、またそこから芽生えた気持ちを静かに味わう場となりますよう、ケーテの言う「新しい思想」をうみだす場のひとつとなりますよう願っています。
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『ケーテ・コルヴィッツの日記 − 種子を粉に轢くな − 』(アートダイジェスト刊 2003年 鈴木東民・訳)から引用抜粋

  
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