コッコッコッコッコッコッコッコッコッコッ(この間1秒)
セミの鳴き声に混じって聞こえてくるのはキツツキのドラミング。
音のする美術館の駐車場を見回してみると・・・いました。 アカゲラです!
アカゲラはキツツキの仲間です。
頭とお腹の下が赤毛なので遠くからでも見分けがつきやすいですね。
そういえば、どうしてキツツキの仲間は「アカゲラ」とか「クマゲラ」とか、「○○ゲラ」という名前なんでしょう? どうして「○○キツツキ」や「××キツツキ」はいないんでしょう?
「キツツキ」は漢字で「啄木鳥」と書きます。
石川啄木がここからペンネームをつけたというのは有名な話ですね。
辞書で啄木鳥を引いてみたら、いろいろな読みがあってちょっとびっくり。
「きつつき」「けら」「けらつつき」「たくぼくちょう」
これらすべて「啄木鳥」の読みで、キツツキを意味します。
なるほど、「○○ゲラ」の「ゲラ」は、「ケラ」から来ているんですね。
キツツキのことを「ケラ類」とも呼ぶんだそうです。
さらに調べてみると、どうやら昔々は「キツツキ」ではなく「テラツツキ(寺啄)」と呼ばれていたらしいんです。
テラツツキ → ケラツツキ → キツツキ と呼び名が変化したんだとか。
「木を突っつくからキツツキ」だとばかり思っていたのに、そうじゃなかったようです。
ところで、
ケラ類 → ケリー
と変化させたらダメですか?
親しみやすくて良いと思うんですけど・・・