フィリア美術館の玄関を飾るお花を紹介します。
本日のお花は〈めぎ〉。小さな花の黄色も、葉の緑から深い紅色への広がり具合も、とてもきれいです。
月に2・3回、近くの園芸農家にその時々に元気な植物のなかから、開催中の展示のイメージや花器、私どもの好みを考え合わせてセレクトしていただいています。
思いがけない提案もあって、いつも素敵な驚きがいっぱいです。長いおつきあいのなかで、今回の「めぎ」は初めてでした。ちょうど花の咲き加減の良いときと活け込みの日があうとは限らない、「旬」は一年のうちの本当にわずかなひとときなのだということを実感しながら作業しました。
追記:
「めぎ」とは「目木」と書きます。洗眼薬に用いられるので名付けられたそうです。