●会場 / お問い合わせ先 |
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フィリア美術館
山梨県北杜市小淵沢町上笹尾3476-76
TEL・FAX 0551-36-4221 |
●チケット |
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前売券 3,500円 / 2日通し券 6,500円 / ペア券(お二人で) 6,500円
当日券 3,800円
全席自由席(休憩時に茶菓あり)
前売券は、取扱所で直接ご購入いただくか、フィリア美術館(メール・FAX・インターネット)でご予約くださるようお願いいたします。
ご購入手順・取扱所の詳細は右のボタンをクリックするとご覧になれます→ |
●主催 |
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バルダキン・オルガンコンサート実行委員会 / フィリア美術館 |
●協賛 |
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コジマ録音 |
●協力 |
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北の杜こぶちさわ音楽祭2011 |
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●演奏者プロフィール |
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武久源造 (たけひさげんぞう) オルガン
東京芸術大学大学院音楽研究科修了。チェンバロ、オルガン、ピアノなど各種鍵盤楽器を駆使して、中世から現代まで幅広いジャンルにわたり、さまざまなレパートリーを持つ。86年からは作曲、編曲作品を発表。91年から数々のCDをリリース。シリーズ「鍵盤音楽の領域 vol.1〜vol.8」とオルガン作品集「最愛のイエスよ」、チェンバロ作品集「恋するウグイス」「ゴールトベルク変奏曲」、J.S.バッハ「オルガン曲集 vol.1」および「オルガンの銘器を訪ねて」「バッハmeetsジルバーマン・ピアノ」は、「レコード芸術」誌の特選盤となる。1998〜2010年フェリス女学院大学音楽学部及び同大学院講師。
>>> 武久源造 official website
山口眞理子 (やまぐちまりこ) オルガン バロックヴァイオリン
2歳より才能教育でヴァイオリンを、東洋英和女学院在学中よりオルガンを始める。フェリス女学院大学および同大学院音楽研究科オルガン専攻修了。08年オルガニスト協会新人演奏会出演、09年東京カテドラルにてムシカポエティカ主催メンデルスゾーン「パウロ」にオルガニストとして出演。ヴァイオリンを故・鷲見康郎氏に、オルガン・チェンバロ・バロックヴァイオリン・アンサンブルを武久源造、桐山建志両氏に師事。現在各地でヴァイオリン・オルガン・チェンバロ奏者として演奏会・録音などでユニークな活動を展開。日本福音ルーテル大森教会オルガニスト。
立岩潤三 (たていわじゅんぞう) パーカッション
ダルブカをS.Pampanin/SerdarBAGTIR、タブラを吉見征樹/P.Athalye、フレームドラムをG.Velezから教わる。アラブ/インド/イラン古典音楽にかぎらずその広いスキルを活かしロック/ポップスのバンドや、各種ダンスとのコラボレーション等で国内外を問わず演奏活動を行う。
>>> Studio TANC / Junzo Tateiwa’s web site |
●使用楽器 |
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オルガンT(クールブルク城所蔵) シュトローベル製作1559年モデル 中西光彦 製作(2005年)
オルガンU(レイティッシュ博物館所蔵) 製作者不詳16世紀モデル 中西光彦 製作(2007年)
バロック・ヴァイオリン 1700年代 パリ クロード・ピーレイ製作 |
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●バルダキンオルガンとは… 製作者による楽器解説 |
今回のコンサートに用いられる2台のルネサンス様式バルダキンオルガンは、それぞれ現存する歴史的オルガンをモデルとして制作したものである。その内の1台は北イタリア南チロルのクールブルク城に残されているもの、他の1台はスイス山間の町クールのレイティッシュ博物館が所蔵している‘イェナッツのポジティフ’と呼ばれるものをそれぞれ原型としている。
ルネサンス様式バルダキンオルガンとは、外観的にはテーブルの上にバルダキン Baldachin(天蓋)を冠せた装飾豊かなケースが特徴のオルガン本体と、その後ろに送風装置としての1対の楔形手フイゴを置いたポジティフを指す。
今回の2台のオルガンは、上記原型のパイプ・風箱・アクション等の本体内部については、20世紀になって行われた修復の際の各部採寸記録と筆者の力量及び理解度に基づき、出来る限り忠実にその機能を再現したものである。ただし、本体に施された装飾は筆者独自のデザインとして制作した。
中西光彦 |
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●CD『バルダキン・オルガンの世界』(コジマ録音 2011年3月7日リリース)によせて |
織田信長が築いた安土城にはオルガンが設置されていたという話を聞いたことがある。
それが本当だとしたら、信長はミーントーンの響きを聴いていたことになる。それは一体どんな響きだろうか、想像は膨らむ。その答えはこのCDにある。このCDの録音に用いられた2台のオルガンは正に信長と同時代のものの複製である。録音に際しては全て人力送風のみでミーントーン調律のオルガンを力強く鳴らしている。しかも2台同時に(曲目にもよるが)・・・。このような話はこれまで聞いたことがない。
人力送風(手フイゴ)などというと、「時代錯誤」とか「懐古趣味」という批判を浴びそうだが、決してそうではない。テクノロジー至上主義の陰で我々が失ったものが数えられないくらいあるだろう。それ等のものに再び光を当てることは大いに意味があるに違いない。
その2台のオルガンは中西光彦氏によって製作されたものであるが、我が国でもこのような意欲的なオルガンが作られる様になったとは驚きだ。
この度のコンサートではCDと同じ曲目を同じ演奏者によって同じ楽器で聴くことができる。これは見逃せない。
草苅オルガン工房 草苅徹夫 |
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●CD『バルダキン・オルガンの世界』ライナーノートより |
中西光彦氏によって製作された2台のオルガンは、とにかく、音がいい。力強く、また、美しいのである。加えて、鍵盤アクションが秀逸なのだ。極度に歯切れの良い演奏から、叙情的なレガートまで、実に様々な色合いを出すことができる。オルガニストにとって、これほど嬉しい経験はない。なんといっても、オルガンによって、雄弁に語り、美しく歌い、はじけるように躍動することができるのだ。
武久源造 |
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●コンサートのフライヤー(ご案内チラシ) |
※既に配布したフライヤーに下記の間違いがありましたので、訂正いたします。
◎山口眞理子さんはヴァイオリンを演奏されます。ヴァイオリンの略語はvil.ではなくvn.です。
◎立岩潤三さんはパーカッションを演奏されます。パーカッションの略語はper.ではなくperc.です。
◎今回、使用する楽器のご案内で製作年に誤りがありました。「オルガンU:レイティッシュ博物館所蔵 製作者不詳16世紀モデル 中西光彦製作」が製作されたのは2005年ではなく、2007年です。
この下に表示されているフライヤーは訂正済みのものです。 |